日本臨床腫瘍学会、日本癌学会、日本癌治療学会は2月27日、3学会の合同で高額療養費制度の自己負担限度額引き上げについて、政府案の見直しやがん患者の経済的負担の軽減を求める声明を公表した。薬物治療はほとんどが4カ月以上続く上に、特に最近の抗悪性腫瘍薬の薬剤費は高額であることから、適切ながん治療を受けることを躊躇する患者が現れることを懸念している。
厚生労働省は2月26日の「第23回特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」で、特定機能病院の医療安全分野の義務として、重大事案が生じた際には管理者(院長)が当該部署に介入することなどを盛り込んだ見直しの方向性を示した。2024年度に行われた調査では「診療に介入する基準を有する大学病院本院は24%」などの結果を踏まえた提案(資料は厚労省のホームページ。大学病院本院の承認要件見直しに関 ...
医療事故の再発防止を目的に、過去の医療事故情報やヒヤリ・ハット事例(※)から原因や対策を知る「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」シリーズ。今回は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で転院、ICU入室後から血圧低下し、ショックに」の事例を取り上げます。 ※出典:公益財団法人 日本医療機能評価機構の「医療事故情報収集等事業」 ※事例は「COVID-19」のキーワードが含まれる事例から掲載。
去る2月8日・9日に行われた第119回医師国家試研終了直後の6年生のみなさんに回答いただいたアンケート調査の結果を紹介する本企画。前編では、試験直後の手応えや難易度についてご紹介しました。後編では、今回の国試にまつわる印象的なエピソードを一挙ご紹介!医学生ライターのかなでっこがレポートします。
同性同士でも「ついつい見惚れてしまうこと」ってありませんか?今回は、ある女性医師の心の声をマンガにしてご紹介します。Doctors LIFESTYLEでは、株式会社KADOKAWAと提携して、「医師の日常をテーマにしたマンガコンテンツ」を企画。会員の皆様にエピソードを投稿いただき、マンガにしてお届けしています。
学会の出張先としても高い人気を誇る京都。昨今のインバウンド人気にて、宿泊費や物価の高騰が度々ニュースでも取り上げられているものの、医師の先生方からも依然注目度が高い旅先のようで、今回のレビュー企画でも京都市内の宿泊施設が多数挙げられていました。Doctors LIFESTYLEでは、『2024年「泊まって良かった宿」レビュー大募集』企画を実施、m3.com医師会員1640名よりお寄せいただいたレビ ...
女子御三家の一角を占める名門校出身の女性医師は、やがて「三度の飯より内視鏡が好き」と言われるほど内視鏡にのめり込んでいきます。埼玉医科大学の卒業生をリレーでつなぐ当連載、4人目にご登場いただくのは、同窓生として初の女性教授となった眞下由美先生(国際医療センター 地域医療科・消化器内科 兼担)です。連載第1回は中学受験を経て入学した桜蔭学園での6年間、埼玉医科大学へ入学した経緯などを伺います。
HPVワクチンの接種件数が、定期およびキャッチアップともに接種率が急増し、全国から注目されているのが宮崎市だ。
全国がん患者団体連合会理事長の天野慎介氏は2月26日、厚生労働省内で会見し、前日25日の2025年度予算案3党合意の報道以降、患者や家族、医療者から多数のメッセージが寄せられていると説明、高額療養費の自己負担限度額引き上げについて「切実な声を受けて、患者の命のためにいったん立ち止まってほしい」と語気を強めた。
厚生労働省は2月26日、「第23回特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」を開催し、大学病院本院の承認要件の見直しの方向性を提示した。新たに「基礎的基準(承認要件)」「発展的(上乗せ)基準」の2段階の評価として、基礎的基準では「基本診療科の設置数」「専攻医数」「地域への医師派遣の状況」などを加えることを提案した(資料は厚労省のホームページ)。厚労省の提案の方針は支持され、次回以降の ...
日本精神科病院協会会長の山崎学氏は2月26日、自民党・公明党・日本維新の会の3党合意に、社会保障削減案で維新の「国民医療費を最低4兆円削減」などとする改革案を「念頭に置く」と記載されたことについて、「ゆゆしき問題だ。医療業界が火の海になるのは明らかで、いかがなものかという話が四病協の会長会議で出た」と話した。四病院団体協議会総合部会後の記者会見で語った(『2025年度予算案修正で3党合意、国民負担 ...
長期化する医薬品の供給不足問題について、m3.comでの継続調査の結果を紹介している本シリーズ。今回からは、第5回調査に寄せられた自由意見を診療科別・属性別に紹介する。調査は感冒の流行する時期に行ったが、寄せられた声の多くは麻酔薬と抗菌薬の不足を指摘する声だった。特に局所麻酔薬の不足に悲鳴を上げている診療科は多く、「なんとかしてくれ」「術後鎮痛での使用を制限している」「生理食塩水で薄めて使っている ...