生き残るのは最も強いもの、より賢いものではなく変化に対応できたもの。言い古された言葉だ。太平洋戦争開戦とほぼ同時に就航した戦艦大和。史上最大の排水量、主砲を備えた怪物艦だった。しかし、アメリカ空母艦載機によってあっけない最期を遂げた。
小学校時代、教室に入るや「民主主義」の大切さを聞かされた。決まって、アメリカの明るいイメージがそれにともなった。しかし、他の一方で「原爆」の恐ろしさということも教わった。今思うと不思議なのは、その原爆とアメリカとが少しも結びついていなかったことだ。