News

ブラジルが生んだ世界的なギター・デュオ、アサド兄弟は、ことし結成60周年。そのお祝いを兼ねて20年ぶりの来日公演が実現した。会場では休憩なしの90分公演と告知され、集中度の高い一本勝負になった。
指揮者の山田和樹が、2026/27シーズンよりドイツの名門 ベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の首席指揮者兼芸術監督に就任することが発表された。任期は3年間。ロビン・ティチアーティの後任として、同オーケストラの芸術的中核を担う役割を果たしていく。
20数年ぶりに来日した世界的なギター・デュオ、アサド兄弟を中心に、様々なジャンルのトップギタリストたちが紀尾井ホールに集った。オープニングステージに登場したのは、韓国系ベルギー人のデニス・ソンホ。城戸かれんら5人の弦楽器奏者とのアンサンブルだ(なおギ ...
この度、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者Andreas Großbauer氏、同じくThomas Küblböck氏、首席チェロ奏者のPeter Somodari氏、ウィーン国立音楽大学ピアノ科教授のLuca ...
東京フィルの4月定期は桂冠指揮者の尾高忠明が登場し、彼とゆかりの深い作品を集めたパーソナルな構成となった。円熟の極にあるマエストロの長いキャリアを映す一夜。
4月の都響定期Bシリーズ。音楽監督・大野和士の指揮で、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番(独奏はキルギス出身のアリョーナ・バーエワ)とチャイコフスキーの交響曲第5番が披露された。
紀尾井ホール室内管弦楽団が、このたび新シーズン初回の定期演奏会に迎えた指揮者は、サッシャ・ゲッツェル。8年ぶりの客演だという。ウィーン出身ということで、まずは前半部でその矜持(きょうじ)を示す3種もの名刺を並べた、ということだろうか。だが、負担も小さ ...
佐渡裕&新日本フィルハーモニー交響楽団の3シーズン目のオープニングは、佐渡の師であるバーンスタインの交響曲第3番「カディッシュ」をメインとするプログラム。佐渡はこれまでに「カディッシュ」を2度CD録音(フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、及び、トー ...
東京・春・音楽祭2025の最終公演となるジョナサン・ノット指揮、東京交響楽団によるヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」を取材した。ノット&東響コンビの同音楽祭登場は初めて。彼らがこれまで演奏会形式で上演してきたリヒャルト・シュトラウスらのオペラと同 ...
少し遡るが2024年10月27日、ピアチェンツァで観た「エジプトのモーゼ」から始める。ロッシーニがイザベラ・コルブランをヒロインに想定して書いたオペラ・セリアだが、作曲家自身が「オラトリオ」と呼んだように宗教色が強く、ヴェルディが「ナブッコ」の参考に ...
ウクライナ出身で、欧州各地で高く評価される女性指揮者、オクサーナ・リーニフ。東京・春・音楽祭の「蝶々夫人」で、読売日本交響楽団と初共演したのに続き、名曲シリーズに登場した。「蝶々夫人」でとりわけ感心したのは強弱の付け方だった。