K-POPが世界を席巻する一方で、「嫌韓」といわれる現象が渦を巻く。中国の富裕層の日本への移住が増えている一方で、中国政府の外交姿勢は強硬化している……。東アジアの情勢は、これまで以上に混沌としてきているように見えます。東アジアの現状をじっくりと考え ...

中国史の第一人者、早稲田大学教授の岡本隆司さんが、中世の海賊「倭寇」が実は17世紀以降も生き残り、現在にいたるまで中国史を動かす大きな要因となっているという、驚きの歴史観を提示する『倭寇　中華を揺さぶる「海賊」の正体』（新潮選書）が、新潮社から2月19日（水）に発売されます。

これが東アジアの変貌をももたらしました。 何といっても「倭寇」ですから、もちろん日本も例外ではありません。列島におよんだ影響は、日本 ...

応仁の乱以後の戦国期、空前の高度成長を遂げた日本。その背景には、中国を中心とする東アジア経済ネットワークの大 ...

著者は中国の漢字文化にも比較的詳しいようで、しばしば両者を比較している。たとえば、我々がよく言う「日本鬼子」の「鬼子」は、日本では「両親に似ていない子供」や「生まれつき歯のある赤ん坊」を指す。もちろん、本当に日本を「鬼」とは思っていない。以前、日本がせめて来た時に、攻めてきた者のことを「倭寇」と呼んでいた。つまり、「低身長の敵」という意味で、おそらくもっと象形的な表現だと思われる。日本の「鬼」はけ ...

日本史家の岡美穂子・東京大学准教授との対談で自説を語った。 *** 孫文も蔣介石も毛沢東も「倭寇」のなれの果て？ 岡本 倭寇と言えば、日本 ...

孫文も、蔣介石も、毛沢東も、みんな「倭寇」だった――驚きの「倭寇史観」！ 中国史の第一人者、早稲田大学教授の岡本 ...

そのさいに役に立つのが、『倭寇』という一冊。本書の著者、田中健夫氏(1923〜2009)は、中世日本の対外関係の研究者で東大教授も務めた第一人者 ...

日本史の教科書では、倭寇は14世紀後半に出現し、日本の鎖国体制が完成する17世紀に消滅したと説明されています。しかし、そもそも倭寇は日本 ...