詩人の木下杢太郎は、鷗外を「テエベス百門の大都」と呼んだ。「百の門を持つ」と繁栄が謳われた古代エジプトの都・テーベ(テエベス)になぞらえ、鷗外の知識や取り組んだ分野の幅広さを称えた。
県立文学館で、文豪や俳人たちが残した直筆の手紙や原稿など、山梨にまつわる資料を集めた展覧会が1日から始まるのを前に、報道向けの内覧会が行われました。 甲府市内にある県立文学館では今年度、約800点の作家の直筆の原稿や手紙などが新たに収蔵され、1日から始まる展覧会「新収蔵品展直筆を楽しむ」では、厳選されたおよそ90点の山梨にまつわる資料を実際に見ることができます。 このうち、芥川龍之介が山梨を訪れた ...